社会医療法人恒貴会 協和中央病院

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導入医療機器

マルチスライスCT検査装置

1度に32断面を同時に撮影できる最新鋭のマルチスライスCTです。従来のX線CTスキャナと比べて、とても速く検査が行えますので、呼吸停止が困難だった患者様でも楽に検査が行えます。また、速く検査ができるだけでなく、とても細かいところまで見えるようになり、今まで見つけにくかった病気も早期発見が期待できます。
撮像時間が短いことで大動脈などの動脈の狭窄がより簡単に診断できる様になりました。

血管造影(DSA)検査

肝癌の発見、肝癌の寒栓療法、その他の悪性腫瘍における病変部の動脈内への抗がん剤注入により正確に効果的に行えるようになり、治癒や延命効果が期待できるようになりました。特に微細な管(マイクロカテーテル)を使用した、病変部のみへの薬剤注入は全身への影響を最小限にとどめ、病変部の治療効果を高めるために有効な方法です。また脳動脈瘤の発見率も向上し、切らなくても直る方法も今後可能と考えられます。

一般撮影装置 ~FPD(フラットパネル型検出器)装置~

フィルムを用いることなく、連続して撮影することができる最新のレントゲン装置です。従来装置と比較してX線の検出感度に優れているため、診断に必要な被ばくを最小限に抑えることができます。また、胸部・腹部などのさまざまな部位において「仮想グリッド」と呼ばれる機能を用いることで、さらに少ない線量で撮影することもできます。画像処理も以前より早くなり、検査時間を短縮することができます。

骨密度測定装置

骨粗鬆症診断の最新のガイドラインに適合した骨密度装置で、骨折頻度が高い部位(腰椎、大腿骨)を直接計測することが可能となり、質の高い骨粗鬆症診療が行えます。検査測定は約10分程度で痛みもありません。また、被ばく線量もごくわずかで患者様にとって安全な装置です。

高性能、高速CT装置の導入

画像診断機器による病気の画像診断は近年益々その重要性が増しています。画像診断とはX線撮影、超音波断層(エコー検査)、CT、MRI、その他多岐にわたります。例えば腹痛の患者さんが来院した場合、X線撮影、超音波でも重要な情報が得られる場合がありますが、やはりCTでお腹の中がどのような状態になっているのかを検査することが治療法の選択、手術の範囲決定、予後の判定に重要となってきています。

今回当院が導入したCTは、常用のCTでは最速、最高級の機種です。以前の装置は1回転で32枚の画像を撮影するCTでしたが、今回導入したものは1回転で256枚の画像を撮影でき、さらに回転速度も最高速の機種です。これにより、大動脈解離の診断、心臓特に冠動脈狭窄の診断に威力を発揮します。

昨今、日本では食生活の欧米化に伴い血管の閉塞性疾患が増加していることは皆さんご存じのことだと思います。更に、関東から東北にかけては塩分の多い食事が好まれ、県西地区も例外ではありません。このため早い人は40代から脳梗塞、心筋梗塞などの血管疾患が見られます。動脈閉塞により組織が梗塞(組織が死んでしまうこと)を起こすと、再生はまずできません。従って、組織が死ぬ前に早期発見することが最も重要となります。
今回導入したCTでは大動脈、腹部動脈、四肢の動脈の異常の診断に従来以上に効果を発揮します。無論、従来の腹部臓器の診断も従来のCTと比べてより正確、精密な診断が可能となります。

心疾患の診断法

心臓の疾患には多くの種類がありますが、中高年に多いのは狭心症、心筋梗塞に代表される虚血性心疾患です。虚血性心疾患とは心臓の筋肉に血液を送り酸素と栄養素を供給する血管(冠動脈)が細くなったり、途絶えてしまい心筋が十分に機能しなくなる、あるいは心筋が死んでしまう病気です。高血圧、糖尿病、高脂血症その他で血管が細くなったり、途絶してしまう病気は全身病といっても差し支えありません。脳の動脈が狭窄している場合には高い頻度でその他の動脈、例えば心臓の冠動脈、大動脈、脚の動脈の狭窄も見られます。この狭窄の度合いを事前に診断して、心筋梗塞に発展する前に治療することが重要となります。この動脈の”狭窄疾患”に今回のCTは威力を発揮すると言われています。心臓の検査と言えば皆さんは心臓カテーテル検査を思い浮かべるかもしれませんし、それは心臓に管を入れる危険な検査と思うかもしれませんが、今回導入した超高速CTによる検査は、大別して2つの方法があります。

 

1つ目は造影剤を使わないで”単純CT”を撮影する方法です。これはほんの数秒息を止めるだけで検査は終了です。この検査は心臓の冠動脈にどの程度の石灰化(動脈硬化)があるかを診断する方法です。石灰化が多ければ冠動脈が狭窄している頻度も多いのは当然です。

2つ目は造影剤を用いて冠動脈の狭窄そのものを見る方法です。この方法は腹部の造影検査などと同様に造影剤を腕から注入して撮影します。CTのベッドに寝ている時間は腹部検査よりも少し長くなりますが、注射時以外特に痛みはありません。
この検査と併せて、心電図、症状、その他の検査で異常が確認されれば、治療に進むことになります。